蛸食べてますか??

突然ですが、築地で蛸を扱ってて、特に最近思う疑問

『蛸って、そんなに食べるかな〜??』

変ですけど、蛸を売りながら、いつもこんなこと思ってます。というのは、年間の蛸の売り上げや数量がとにかく他の魚種と比較しても、群を抜いているからです。
例えば、他の魚種だと海が荒れるといった時化(しけ)や、天候のよって入荷のない日があったり、季節によってその魚種が捕れない時期があったりするのですが、蛸は違います。築地では、国産の場合はもちろん時化や季節に左右されることもありますが、大半を占めるのは主に西アフリカ(モーリタニア)産や中国産の蛸です。前にも触れましたが、スーパー等で足二本くらいで「真たこ」と書いて売っているものです。輸入ものの場合、年間の原料を、日本の加工屋さんが買い付け、毎日我々が必要なサイズや数量を注文して、それからその原料を加工するので年間切れることなく供給できるのです。輸入ものといえば、製品を冷凍して送ってくるんだ、とか新鮮じゃないというイメージがあるかもしれませんが、実際は、日本の加工屋さんでボイルされた新鮮な蛸が食卓に並んでいるのです。。まあその原料の質と加工屋さんの技術によって製品の出来具合はかなり違いますが…。
ちょっと話はそれましたが、日本人は蛸をよく食べるんですねぇ。蛸の足が末広がりがとかで、縁起物として扱われたり、特に築地では年末には正月商材として、たくさんの蛸が動きます。あとは、「たこ焼き」はもちろん、居酒屋などでは「たこぶつ」として、また「酢の物」「サラダ」「カルパッチョ」…あげれば、まあなるほどそれだけ食べるか〜という感じです。というよりもそれだけ用途があるということですね。。
このように、蛸は日本人にとって、メインではないがなくてはならないものである、ということだと思います。
久々に更新出来ましたが、今度は最近売れている蛸の種類や画像も取り入れながらまた書きたいと思います。
P.S 最近よく遅刻するんですが、普段は夜中の午前2時から働いていますが、それが4時に来て遅刻ってなんて世界だ〜っと思う今日この頃です。。