外は曇り、心も曇り
最近、実は仕事も勉強もままならない状態です…。仕事は休みがちで、まともに魚を売れる状態ではありません。。体調もかなり悪く、勉強もできてません。ブログさえ書けないザマです。こんなんじゃいけない時期なのに…大事な時期なのに。。このままじゃいけないと悩むうちに時間だけが過ぎていきます。人生は一度しかない、ならばこの何もしない無駄な時間はもう戻ってはこないのに…
「明日やろうは、馬鹿ヤロー」どころか「何もできんバカヤロー」になってます。
でもこうしてブログを書くことからまたはじめようと思います。もう一度自分を見つめなおして、そして目標を見失わず、そこに向かってやっていこうと思います。
水蛸の『頭』
久々に福島産の水蛸が入荷しましたが…
やっと長い1週間が終わりました。土曜も仕事なんでやっぱきついですね〜
ところで、福島の水蛸が金・土曜で600kも入荷しました。だいたい5k箱なんで、120ケースくらいありました。
水蛸は、前にも述べましたが、柔らかく、味も塩気があり、大変おいしい蛸です。
今回は、珍しく「蛸の頭」がありました。ちょっと、グロい感じしますよね、、でもこれが特に柔らかくて、食べやすくかなり美味しいです。。
なんか、作り物みたいでつやっぽいですが、本物ですよ。でかいのだと人の頭くらいあるから、よりグロテスクに見えます。。でもほんと、これが美味しいんですよ。
ただ、蛸ってやはり、足というイメージがあり、商品としての価値は実はあまりありません。そのため値段もかなり安いし、好んで買う人もそうそういません。自分なんかは、むしろ頭のほうが食べたいと思いますけどね。。とゆうか、絶対おいしい!!もちろんこれは自分の感想なんで、やっぱり足だという人が大半だと思います。
足食べるより、頭食べるほうが、頭もよくなると思いますよ(笑)
蛸食べてますか??
突然ですが、築地で蛸を扱ってて、特に最近思う疑問
『蛸って、そんなに食べるかな〜??』
変ですけど、蛸を売りながら、いつもこんなこと思ってます。というのは、年間の蛸の売り上げや数量がとにかく他の魚種と比較しても、群を抜いているからです。
例えば、他の魚種だと海が荒れるといった時化(しけ)や、天候のよって入荷のない日があったり、季節によってその魚種が捕れない時期があったりするのですが、蛸は違います。築地では、国産の場合はもちろん時化や季節に左右されることもありますが、大半を占めるのは主に西アフリカ(モーリタニア)産や中国産の蛸です。前にも触れましたが、スーパー等で足二本くらいで「真たこ」と書いて売っているものです。輸入ものの場合、年間の原料を、日本の加工屋さんが買い付け、毎日我々が必要なサイズや数量を注文して、それからその原料を加工するので年間切れることなく供給できるのです。輸入ものといえば、製品を冷凍して送ってくるんだ、とか新鮮じゃないというイメージがあるかもしれませんが、実際は、日本の加工屋さんでボイルされた新鮮な蛸が食卓に並んでいるのです。。まあその原料の質と加工屋さんの技術によって製品の出来具合はかなり違いますが…。
ちょっと話はそれましたが、日本人は蛸をよく食べるんですねぇ。蛸の足が末広がりがとかで、縁起物として扱われたり、特に築地では年末には正月商材として、たくさんの蛸が動きます。あとは、「たこ焼き」はもちろん、居酒屋などでは「たこぶつ」として、また「酢の物」「サラダ」「カルパッチョ」…あげれば、まあなるほどそれだけ食べるか〜という感じです。というよりもそれだけ用途があるということですね。。
このように、蛸は日本人にとって、メインではないがなくてはならないものである、ということだと思います。
久々に更新出来ましたが、今度は最近売れている蛸の種類や画像も取り入れながらまた書きたいと思います。
P.S 最近よく遅刻するんですが、普段は夜中の午前2時から働いていますが、それが4時に来て遅刻ってなんて世界だ〜っと思う今日この頃です。。
築地のGW
今年は大型連休!!
だったはず…。皆さんは1日か3日から休みですか??いいですね〜旅行に行ったり、休養したりしてますかー?
しかーし!築地のカレンダーはというと…
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- 1、2日出勤→3日休み→4日出勤(何故か)→5、6日休み
つまり三連休がないということです。。これじゃゆっくりどこにも行けないじゃないかー、って感じです。これは、古ーい市場法というものがあって、お盆と年末年始以外は三連休してはいけないという時代に反するものがあるせいなのです。。
まったくこれじゃどこもゴールデンじゃないですよねー。毎年思うが、休みが少なすぎるし、GWくらい魚なくたっていいんじゃないかとさえ思います。。なんとかしてくれ〜
ちょっと愚痴ってみました。。。
Today’s 蛸 in 築地
三陸産の煮蛸
今日は、三陸の岩手から蛸がきました。。
昨日(4/17)も載せましたが、色つやもまた違い、花火のようにきれいですよね。。
呼び名は、その場所によって違うのですが(魚の場合、地方によっていろいろな呼び方がある。)、「石蛸」と言ったり、「水蛸」と言ったり、「柳蛸」といったり、福島では「甘蛸」と言ったりと、様々です。。ややこしいですよね。築地でもよく、水蛸と柳蛸の違い教えてくれと言われますが、説明するのが難しいです。。
一応、
「水蛸」と「柳蛸」の違いについて
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- 生息地は、互いにそんなに変わらず、北海道沿岸から、三陸にかけてである。
- 「柳蛸」は大きくて全長1mに対して、「水蛸」は全長3mに及ぶものもいる。
- 「水蛸」のほうが、「柳蛸」よりも、やや深い水域で生息している。
- 足の吸盤が交互になっているのが「水蛸」、横に並ぶのが「柳蛸」とも言われますが、実際見ると、どちらとも言えない。
- 「水蛸」は、名のとおり水っぽく、ボイルしたり、そのまま活蛸にしてしゃぶしゃぶや刺身にできるが、「柳蛸」は、ほとんどボイルされた蛸しか見たことがない。
このように、これと言った違いがないのがないのです。まあ、最も皆さんが食べるときに、柳か水かという点に着目することは、まずないと思いますが、これが売るとなると、柳蛸じゃだめだぁ水蛸じゃだめだぁといったお客さんばかりなんですよ。はたしてこの中に、本当に違いを知ってる人がいるかいるんだろうか・・・と、思いながらも「ありがとうございまーす!」といって蛸を売っております。。